ウォーターローンはミスト式! ミスト式でボトルアクアリウムを作ろう

ウォーターローンはミスト式! ミスト式でボトルアクアリウムを作ろう

繊細なライトグリーンの絨毯を作るならウォーターローン一択です! 細くて柔らかい葉が広がる水景は他の前景草では出せない雰囲気を醸し出します。なんというか…一色なのに華やかな印象です。

そんなウォーターローンですが、やや育成が難しいと言われる水草です。確かにグロッソスティグマやニューラージパールグラスなどの定番種と比べるとクセのある水草ですが、「ミスト式」と呼ばれる方法で育てると簡単に、しかも速く成長します。今回はウォーターローンをミスト式で育ててボトルアクアリウムを作っていきたいと思います。もちろん通常の水草水槽にも応用できるので、ウォーターローンに興味のある方はぜひ参考にしてください!

この記事はミスト式について詳しく解説していますが、ウォーターローンの項目に飛びたい方は目次↓を参照してください!

1. ミスト式について知ろう

ミスト式とは

ミスト式は水草の育成方法の一種で、水草を密閉された水上空間で一定期間成長させてから注水します。ソイルに水草を植え、十分にソイルを湿らせて水槽にラップをします。その状態で数週間放置すると水草が「半水上葉」の状態で成長し、広がっていきます。この「半水上葉」という表現はあくまでイメージですが、実際に「完全に水上とはいえないが水中でもない」という状態です。

メリット

手軽

従来の育成方法だと水草を植えた後にCO2やフィルターをセットする必要がありました。特に初心者の場合はレイアウトを考えて水草を植える作業で手一杯になると思いますので、ラップをしておくだけでOKなミスト式はとても手軽な方法です。植栽完了後にCO2関連の器具やフィルターを用意しても十分間に合います。

速い

特に前景草はミスト式で育てるととても成長が速いです。種類によって差はありますが、絨毯系の水草ならばほとんどが数週間で完成します。

失敗が少ない

植栽後すぐに水を入れると数日でコケが出てきます。慣れてくれば簡単に対処できるのですが、コケが水草についてしまうと成長を阻害してしまいます。しかしミスト式は水を入れずに育てるのでコケ(藻類)が発生することはありません。十分に成長してから注水するためその後にコケが出てきても水草の生命力で打ち勝つことができます。

デメリット

すべての水草が向いているわけではない

ミスト式が向いている水草は主に前景草です。その中でもウォーターローンやニューラージ・パールグラス、キューバ・パールグラスはミスト式との相性が非常に良いです。しかし、後景草のなかには向いていない種類もあり、そのような水草と組み合わせる場合は最初から注水するか、後からその水草だけ植えることになります。

温度管理が難しい

水中と違ってヒーターが使えないため、室温で管理することになります。大抵の場合は問題ありませんが、冬に極端に寒くなる場合などは成長が鈍るので、最初から注水してヒーターを入れましょう。

カビが生えることがある

湿度や温度の関係でごく稀にカビが生えることがあります。

2. ウォーターローンをミスト式で栽培! ボトルアクアリウムの作り方

用意するもの

ガラス容器

水が溜められればなんでも大丈夫です。お好みの個性豊かなガラス容器を選びましょう。ただし、水を入れて使うことが想定されていない製品は割れてしまうことがあるため、アクアリウム用品から専用のものを選ぶことをおすすめします。今回はDo! Aquaのプラントグラスを使いますが、他にもGEXのグラスアクアリウムシリーズ↓もおすすめです! さまざまな形状のものがあり個性豊かな作品が作れます。

ソイル

水草植えるためのアクアリウム用の土です。栄養が多く含まれているものがおすすめですが、栄養が多いと水が濁りやすくなります。フィルターを使わないボトルアクアリウムでは濁りを取り除くのが難しいため、栄養が控えめのものを選ぶと上手くできます。しかし、栄養を豊富に含んでいながら水があまり濁らない理想的なソイルがこのリベラソイル↓です。すでに詳しくレビューを書いていますが、市販のソイルの中では一番おすすめです!

照明

水草の光合成のためのライトです。アクアリウム用を使えば間違いありませんが、通常の水槽用はボトルアクアリウムの容器に合わないため使うのが難しいです。すでに水槽を持っている場合は隣に置けば漏れてくる光で育てることができます。また、直射日光に注意すれば太陽光でも大丈夫です。

上で紹介したGEXのグラスアクアリウムシリーズには対応するライトが販売されています。とってもおしゃれでおすすめです。

それでは作ってみよう

1. レイアウトを作る

容器にソイルを入れて石や流木でレイアウトします。今回は石組みレイアウトにしました。

2. ウォーターローンを植える

ソイル全体が湿る程度に水を入れたらウォーターローンを細かくわけ、広範囲に満遍なく植えます。この時にかたまりが離れすぎていると成長しないことがあるので、ウォーターローン同士の間隔はあまり開けないようにしましょう。これはウォーターローン特有の性質といえます。

3. ラップをかける

容器の口をラップできっちりと閉じ、密閉します。これでセットは完了です。明るい場所に置いて管理します。

4. 毎日空気を入れ替える

毎日ラップを開けて空気を入れ替えます。これについてはやらなくても良いという意見もあるので必ずしも必要な作業ではありません。しかし、ラップを開けることで成長を観察できるので、中を確認するという意味では必要になります。

植える量にもよりますが、2〜3週間で容器全体にウォーターローンが広がります。

5. 注水

ウォーターローンはミスト式で育てるととても成長の速い水草です。注水までの日数は数週間と言われていますが、今回は2週間で画像のような量になりました。このくらいに増えたら注水します。ウォーターローンは根張りが弱いので、静かに注ぎましょう。

6. 完成!

これで完成になります。容器のサイズに応じた熱帯魚やメダカを入れてみましょう。ここからは定期的な水換えで管理します。通常の水草水槽は1週間に1度水換えをしますが、ボトルアクアリウムはフィルターがなく、水量も少ないので少なくとも3日に1回は水換えが必要です。とはいえ小さいので数分で終わります。

また、ここまで育ったウォーターローンはCO2がなくても管理できます。もちろんあったほうが簡単に維持できますが、長期維持にはCO2よりも水換えのほうが大事なのではないかと感じています。

3. まとめ

いかがでしたか?たくさんの器具を必要とする水草水槽とは異なり、とても気軽に作れるのがボトルアクアリウムの強みです。ぜひ挑戦してみてください!

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