雲山石と睡蓮で新緑をイメージした90cm水草レイアウト水槽!

雲山石と睡蓮で新緑をイメージした90cm水草レイアウト水槽!

今回は筆者が所有している水槽の中で一番大きいサイズの90×45×45(cm)を使って作品を作ったので、立ち上げの様子とセットから3ヶ月間の経過をご紹介します。

主張しすぎずインテリアとして部屋に溶け込む水槽を目指し、緑色の水草を多用した瑞々しい作風にしてみました。また、大きめの雲山石を積み上げて隙間に枝状の流木を噛ませるように組んでみたため、雲山石の使い方の参考になれば幸いです!

1. レイアウトについて

今回の作品を作るにあたって前回使用したソイルを8割ほど残し、約15リットル(1袋半)追加しました。こうすることでコストを抑えながらもすでにバクテリアが定着した低床でスタートすることで立ち上がりが早くなることを狙ってみました。構図は三角構図にするため左奥に盛り度をしながら雲山石を配置していきます。

雲山石は石の中でも置くだけで絵になることから初心者にも扱いやすい種類のレイアウト素材です。大きいものを複数配置しただけで完成形がイメージできますね。

大まかに石を配置したらその隙間に流木を置いていきますが、このときに枝が細いものを奥に配置することで遠近感を狙ってみました。最後に細かい溶岩石を散りばめたらレイアウトは完成です。

今回は爽やかさを演出するために後景にはタイワンガガブタヘアーグラスバリスネリア・ナナなどのライトグリーンの水草をチョイスしました。石と流木の隙間からはブリクサ・ショートリーフの群生が顔をみせるような配植にしました。雲山石の特徴である窪みにはソイルを入れてショートヘアーグラスヒドロコティレを植えました。

タイワンガガブタの育て方はこちら!

後景草はメインとなる水草を明確に決めたり、特徴的な見た目のものを植えた方がメリハリのあるレイアウトになるのですが、今回は雑草感を出すためにあえて複数種を混在させています。成長のスピードに差が出た場合は埋もれないようにトリミングで調整することを想定して植えました。そしてブリクサの根元あたりにベトナムゴマノハグサを群生させるように植え、浮葉で水中感を演出するためにタイガーロータスを植えたら植栽は完成です。

2. 植栽直後〜数週間

前景に植えたグロッソスティグマの成長が早く、早い段階で低床は緑の絨毯に覆われました。雲山石の窪みに植えた水草の成長が比較的遅いのですが、これは低床の栄養不足が原因だと思われます。ヒドロコティレよりも根からの栄養の要求量が多いショートヘアーグラスの方が成長が鈍っていることからも低床に追肥が必要だと考えられます。

この段階ではまだ購入時のタイガーロータスの葉の存在感が大きかったり、水中葉へ移行中の水草があったりと少しちぐはぐな印象です。

3. 完成

約3ヶ月で製作時にイメージしていた完成形になりました。特に後景の雑草感や流木の遠近感が上手く出せたと思います。雲山石は水草に覆われてあまり形がわからなくなってしまいましたが、これはこれで自然感があって気に入っています。

今回は照明にADAのソーラー1を使用しており、メタハラ特有の水面の揺らぎが水草に反射して爽やかさが増しています。LED照明が主流になりつつありますが、メタハラはやはり自然感がでて良いですね。

まとめ

今回は大型水槽に大型の雲山石を使用し、瑞々しい新緑をイメージした水草水槽を制作しました。雲山石は置くだけで絵になる反面、複数個の組み合わせや流木との組み合わせが難しい場合がありますが、今回使ってみて隙間や窪みに水草を植えてぼかすことで自然感アップにつながるということを学びました。これから水草レイアウトを立ち上げる方はぜひ参考にしてください!

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