2024年にApple認整備済 iPhone 13 Pro Max を購入。2年型落ち機種の使い心地は?

2024年にApple認整備済 iPhone 13 Pro Max を購入。2年型落ち機種の使い心地は?

本ページはプロモーションが含まれています

iPhone 16シリーズ発表まで約4ヶ月となりました。毎年新型に注目が集まるiPhoneですが、数年前から「大きな進歩を感じられない」「すでにスマホとしての完成形を成していて進化させる部分がない」と感じているユーザーは多いのではないでしょうか。筆者もその一人です。スマホの使用時間は同年代(大学生)の平均以下ですし、ゲームもしません。撮影と連絡、そしてSNSができればそれでいいので最新機種を買うメリットが薄いんですよね。したがってずっと使ってきた(これからも使うはずだった)iPhone 11もまだ綺麗な状態を保てているのですが、無理な力が加わったのか充電端子を挿し込む口が壊れて充電ができなくなってしまいました…修理代と使用年数を考慮すると機種変が合理的ですね。

ということで今回の機種変では2世代前のハイエンド機種であるiPhone 13 Pro MaxをApple Store の「認定整備済製品」というページから購入してみました。

認定整備済製品とは

Apple公式サイトには以下のように説明されています。

Apple認定整備済製品はすべて、完全な動作テストを含む厳格なプロセスで再整備を受けており、最大15%引きの特別価格で購入できます。

Apple純正の交換パーツ(必要な場合)を搭載し、徹底的なクリーニングと点検が行われた整備済デバイスが届きます。整備済iOSデバイスには、新しいバッテリーと外装が搭載されています。すべてのデバイスに、アクセサリやケーブル、オペレーティングシステムがすべて備わっています。Apple認定整備済製品はすべて、新品の白い箱に梱包され、最短で翌日に無料でお届けします。返品も無料です。

https://www.apple.com/jp/shop/refurbished/about

具体的には初期不良で返品されたデバイスを整備して新品同等の品質を担保した上で割引価格で販売しているということのようです。iPhoneを取り扱うようになったのは比較的最近で、それまではMacやiPadが中心でした。認定整備済製品を購入するメリットは以下の2つです。

メリット1. 価格を抑えられる

認定整備済製品は新品同等のクオリティでありながら販売価格が定価の最大15%引きとなっています。近年は円安の影響もありアップル製品の価格が上がっているので公式が安価な入手方法を用意してくれているのはありがたいです。

メリット2. 公式なので品質が保証されている

厳密には新品ではないので公式サイトには「整備済デバイス」と表記されていますが、実際に購入してみると新品との区別はつきません。傷ひとつない完璧な状態の製品が届きました。また整備済MacBook Proを購入した友人も同じく新品同等だったと言っているのでやはり新品の感覚で買って問題ないと思います。仮に不備があれば返品できるのも安心ですね。

デメリットがない訳ではない

認定整備済製品は多くの人にとって購入するメリットが大きいですが、デメリットもあります。まず最新機種は購入できません。だいたい2世代以上前のものがラインナップされています。また在庫に限りがあり、人気の機種は売り切れてしまうことも多いです。

あとデメリットとして「箱がダサい」という点を挙げている記事が多く見受けられますが、筆者は製品が良ければそれで満足なので少しでも安くなるのなら箱は気にしません。ただ売却時に整備済製品の箱だと買取価格が下がるということがあるようです。

選んだのはiPhone 13 Pro Max

価格

今回購入した機種はiPhone 13 Pro Maxの128GBモデル、色はシルバーです。価格は118,800円(税込)でした。定価では価格改定後で159,800円だったので約4万円引きです。ちなみに最新機種のiPhone 15(無印)の定価が124,800円(税込)です。

選んだ理由

大きい画面が欲しかった

iPhone 13 Pro Max の6.7インチディスプレイは現行のiPhone 15 Plusと同じ大きさでiPhoneシリーズで最大です。筆者はタブレットを持っていないので電車等ではスマホで記事を読んだりすることが多いのですが、その際にスクロール回数が少なくて済むように大きい画面にたくさんの文字情報を表示させられると良いなあと思いこのサイズにしました。また自宅以外の場所で楽器を弾く際にiPhoneに楽譜を表示させることがあるのですが、弾きながらスクロールするのは煩わしいので、同じ画面にたくさんの小節を表示できる6.7インチのディスプレイは使い勝手が良いと感じています。

カメラ

iPhoneのカメラは新しい機種ほどクオリティが高いです。したがってカメラという観点で考えた際に価格帯の近いiPhone 15(無印)と悩みました。iPhone 13シリーズのカメラが12MP(メガピクセル)なのに対しiPhone 15シリーズは無印からProまで48MPで画質が向上しています。またiPhone 13シリーズのシネマティックモードは4Kに対応していません。主にこの2点がネックでしたが、望遠カメラRAWデータで保存できる点などiPhone 13 Pro Maxにしかない魅力的なポイントもあったので最終的には13 Pro Maxを選びました。価格の面でも実はProではない通常のiPhone 15 の方が少し高く、Plusに関しては2万円も高くなってしまうので先述の画面サイズも考慮に入れると13 Pro Max 一択でした。

120Hzのリフレッシュレート

iPhoneは現行の15も含めProシリーズのみリフレッシュレートが最大120Hzとなっていて、ProMotionテクノロジーという機能によって自動的に調整されています。一方で無印やMini、Plusのリフレッシュレートは60Hzです。したがってディスプレイのスペックは最新の15よりも13 Pro Maxの方が上ということになります。120Hzは人によっては「一度体感したら60Hzには戻れない」と言うほどヌルヌルで、操作性が良いです。特に今回は大きな画面の機種を選んでいるのでその恩恵を最大限受けることができますね。とはいえアンドロイドと比べると15で120Hzが採用されていないのは時代遅れ感が否めません。

レビュー

外観

一部ではダサいと言われている白い箱で届きました。別にダサいともカッコいいとも思いませんが将来的に買取価格が下がるのがデメリットですね。主な外観についてはすでに2年前の発売時にたくさんのサイトでレビューされているので割愛しますが、筆者は最新のチタン製のフレームよりもステンレスの光沢感が好きです。

一部の人たちからとても嫌われているLightning充電コネクタです。筆者はiPhone 11 を使っていた時にこの穴が壊れてしまい接触が悪くなってしまったので劣化を防ぐためにワイヤレス充電器を普段使いにしようと思います。

サイズ感…やっぱデカい

やっぱデカいです。選んだ理由としても挙げましたが、画面が大きい分表示できる情報量が多いのが個人的には気に入っています。設定で文字の大きさを最小にしているので最大限文字を同画面に表示させて使っています。動画に関してもやはり大きい画面の方が見応えがあるのでしょうが筆者はあまりスマホで動画を視聴しないのでまだ体感はしていません。スマホゲームも一切やらないので正直なんのための大画面なんだって言われちゃいそうですね。動画やゲームを頻繁にする人の方が恩恵は大きいと思います。

大きいことのデメリットとして操作がしにくくなる点が挙げられますが、やはり成人男性でも両手でなければ文字を打つのは難しいです。特に筆者はローマ字入力を使っているので、画面が大きい分狙いを外すことは少ないですが、片手では押すたびに支えがブレて落としそうになります。個人差はあると思いますが、音楽アプリを開いて曲を選ぶ程度の操作が片手で安定してできる限界だと感じました。

カメラ…期待通り!

ポートレートがいい感じ

カメラは2年も前の機種なので散々レビューされ尽くしていると思いますが、個人的にはポートレート撮影が今まで使ってきたiPhone 11から大きく進化していると感じました。撮った後からぼかし具合を編集できる点は今までと同様ですが、撮影後に対象物と背景の差を認識し自動で調整をかけてくれるのであまり編集が必要だと感じたことはありません。特にソフトウェアの強化によって物体を背景と誤認識してボケてしまう欠点が大幅に改善されていると感じました。ポートレート撮影を多用する人には嬉しい点ですね。ちなみにビデオ通話にもポートレートのエフェクトが適用できるのですが、その際も背景のボケ具合が自然で通話相手からも好評でした。

ポートレートモードで撮影

念願のシネマティックモード

筆者はスマホ全体の機能としてはライトユーザーですが、アクアリウムのYouTubeチャンネルを運営しているため動画撮影は頻繁に行なっています。今回初めてシネマティックモードが搭載されているiPhoneを購入したので早速使用してみました。使ってみたところやはりスマホとは思えないほど味のある、まさにプロが作ったような映像に仕上がりました。プロのカメラマンや本格的なカメラには敵わない点は多いのでしょうが、手軽さを考えると素晴らしい出来です。

撮影後にピントを合わせる場所を変えたりぼかし具合を変更できる機能のおかげで、撮影時にピントがずれていても気にせずに続行できます。

シネマティックモードは動画クリエイターにとって表現の幅が大きく広がる機能ですが、筆者が購入したiPhone 13 Pro Maxでは1080p、30fpsまでしか対応していません。4K撮影のために画面サイズやリフレッシュレートを諦めて同価格帯の最新機種にするべきだったか、実は今でも悩みます。とはいえすでに購入しているので次の機種変まで数年はこれで行きます。

ディスプレイ…輝度は前機種からアップ、動きも滑らか

こちらも今更感のあるレビューですが、画面が前作のiPhoneと比べて明るくなりました。したがって日差しが強い屋外でも画面が見やすいです。とはいえ最新機種ではさらに輝度が上がっています。並べて見なければわからないレベルだと思いますが。一方でリフレッシュレート120Hzはやはり良いです。こちらは最新の無印15やPlusでは味わうことができないので13 Pro Maxを選んでよかったと感じた点です。

バッテリー…最強。モバイルバッテリー知らず

iPhone 13 Pro Max のバッテリーは歴代iPhoneで2番目の持ちの良さを誇っています。公式サイトによると最大で28時間ビデオ再生ができるそうです。実際に使用してみた感覚ではやはりなかなか減らないという印象です。筆者は家にいる間はLINEもYouTubeもPCを使っているためほぼスマホは触りません。このような使い方であれば2日に一回の充電で十分持ちます。とはいえフル充電しなかった日の外出時に電池切れにならないようモバイルバッテリーを購入しましたが、まだ一度も使っていません。

前回のiPhone 11 の充電コネクタが壊れてしまったので、今回は端子の抜き挿しによる劣化を防ぐためにワイヤレス充電器を新たに購入しました。Magsafe対応ケースを買ったことやAirPodsの充電も同時に行えるようにしたかったことからRORRYの4in1ワイヤレス充電器という商品を購入しました。ここからちょっと広告挟みます。


4in1という名前の通りスマホ、イヤホン、スマートウォッチの充電に加えてモバイルバッテリーとしても使える多機能な充電器です。

写真のようにMagsafe充電器の部分をスライドして取り外せばワイヤレスモバイルバッテリーになります。スタンドを広げるとiPhoneを立てることができます。スタンドはそれほど強度があるわけではありませんが、今回のiPhone 13 Pro Max でも立たせることができました。容量は5000mAhです。

充電スピードも15wに対応していて、コンセントに繋いで使う分にはほとんどの人が満足できる速さだと思います。モバイルバッテリーとして使用するときは標準的な性能です。正直もっと高性能なモバイルバッテリーはいくらでもありますが、本製品は価格が低いのと軽い点が長所です。コンセントがない環境で長時間スマホを酷使する人でなければ十分でしょう。


実際にこの充電器を使ってみてデメリットや短所もいくつか見つけたので詳しくはこちらの記事をご覧ください。

iPhone 13 Pro Max の欠点

ケースやフィルムが店頭にない

盲点だったのですが、最新機種でもない大型のスマホに対応するフィルムやケースは売り場が小さいか、店舗によっては全くありませんでした。考えてみれば電車等でもPro Max を使っている人はあまり見かけませんね。15 Plus もあまり売れていないみたいです。大きいスマホは日本人には人気がないのでしょうか。結局ケースもフィルムも通販で購入しましたが、複数の百均を回った中で唯一 Can Do にはiPhone 13 Pro Max に対応するガラスフィルムが売っていました。他店舗にもブルーライトカット付きのものは少し見かけましたが普通のガラスフィルムは皆無ですね。あくまで筆者の住んでいる地域の話なので全国的な販売状況はわかりません。

型落ちのためOSのサポートが早く切れる

数年先のことなのであまり気にしなくて良いかもしれませんが、当然新しい機種ほどアップルが新iOSを長期にわたって配布してくれます。

Dynamc Island が非搭載

iPhone 14 Pro からノッチに代わって搭載されたDynamic Island はFace ID のセンサーとカメラを隠すために設けられた表示スペースです。筆者は Apple Store で iPhone 15 Pro の実機を触って見ましたがDynamic Island の魅力はあまり感じられませんでした。とはいえ便利だという声もありますし、今後のアップデートによって新たな使い方が増えるらしいです。今まで非搭載のiPhoneを使っていればなくても困らないのでしょうが慣れれば便利なのでしょう。強いて言えばノッチのiPhoneは視覚的に最新でないことがわかってしまうので見栄を気にする人には気になる点かもしれません。

iPhone 13 Pro Max を2024年に買うのはアリか

アリです。総合的に見れば今のところ最新機種の価格が低いモデルよりはスペックが上と言えるので、2024年に安くなった整備済iPhone 13 Pro Maxはかなりお買い得だと思います。冒頭でも述べた通りiPhone の進化はだいぶ緩やかになっているので最新機種との差はほとんど感じられないでしょう。Apple公式サイトの認定整備済製品で見つけた際には検討してみてください!

The Scaper’s Roomはアクアリウムの知識を深め、楽しむための情報メディアです。公式YouTubeチャンネルでは水草水槽やアクアテラリウム等のセットアップ動画を投稿しています。ぜひご覧ください!

Blogカテゴリの最新記事