苔テラリウムでカエルを飼おう! ツノガエルの飼育方法

苔テラリウムでカエルを飼おう! ツノガエルの飼育方法

ツノガエルは両生類だけでなくペット全体で見ても大変飼いやすい生き物です。大きなケースを必要とせず、餌も市販の人工飼料を週に2、3回与えるだけで育てることができます。主な種類はベルツノガエルやクランウェルツノガエルで、どの種類でも基本的な飼育方法は同じです。今回はテレビや雑誌等でも紹介され、最近人気上昇中の苔テラリウムスタイルでツノガエルを育てる方法をご紹介します。

1. 苔テラリウムって?

苔テラリウムとは文字通り「苔がメインのテラリウム」です。細かい定義は曖昧で、苔のみを使ったテラリウムを指すこともあれば、苔が使われているテラリウム全般を指すこともあります。今回は後者の定義で話を進めていきますので、苔を全く使わないテラリウムやパルダリウムでツノガエルの飼育する場合にも基本的な考え方は同じです。

2. セット方法

1. 水槽を選ぶ

ツノガエルは空間認知能力が非常に低いとされているので、水槽は小さくても大丈夫です。20cmキューブのサイズがあれば飼育ができるでしょう。しかし、今回のコンセプトである苔テラリウムは流木などのレイアウト素材を使用します。自由で大胆な構図を組むためには大きい水槽を用意したほうが良いでしょう。

今回は60cmのADAキューブガーデンを選択しました。テラリウムは乾燥に弱く、カエルが逃げてしまうこともあるため、蓋を用意しましょう。ですが、ツノガエルはガラスを登ことはないので脱走することは稀です。

2. 低床を敷く、レイアウト素材を入れる

ツノガエルの飼育に適した低床はアクアリウム用のソイル赤玉土ツノガエル用のソイルです。専用のものが理想ですが、おそらくどれを選んでいただいても大きな差はないと思います。通常は低床を入れてから流木などのレイアウト素材を入れますが、順序が逆でも問題ありません。今回は大きな流木を先に入れて、空いたスペースのみに低床を敷くことでソイルの使用量を抑えています。今回使用した低床はメインはアクアリウム用のソイルです。その下にハイドロボールという人工の土を敷いて低床内の通気性を良くしていますが、なくても大丈夫です。また後ろの盛土はコスト削減のために安価な赤玉土を選びました。この水槽には3種類の用土が使用されていますが、1種類でも問題なく作ることができます。

3. 壁面を作る(オプション)

粘土のようなガラス面にくっつけることができる土を使えば、簡単に壁面に苔や植物を植えることができます。今回使用した土はスドーのクリエイトソイルです。全体を覆うのに4リットル使用しましたが、流木がガラスに接している部分には使用していないので、60cm水槽の背面を全て覆うには5〜6リットルが必要だと思います。

4. 植物を植える

お好みの観葉植物を植えましょう。今回使用した植物は、プテリス、バニラ、コンシンネ、モンステラ、苔にくっついていた雑草です。テラリウムで育成できる観葉植物はたくさんありますが、シダ類やユキノシタ、ポトスなどはとても簡単に育つのでおすすめです。水槽の上部ほど乾燥するので、高い湿度が必要な植物は下の方に植栽すると良いです。

5. 苔を配置する

壁面や低床を埋めるように苔を配置しました。苔は園芸店で販売されているヤマゴケや、庭に生えていたものを採取して使用しました。野生の苔を採取する際は絨毯状に薄く広がっているものを選ぶようにしましょう。

6. レイアウト完成

一通り苔を配置して苔テラリウムが完成しました。ここからは毎日霧吹きをして管理します。植物の育成には光が必要なので、照明器具を設置しましょう。おすすめはアクアリウム 用のLED照明です。水槽サイズ毎に販売されていて、植物の光合成に適した波長を出します。今回はADAのアクアスカイ601を使用します。

照明について詳しくはこちらをご覧ください。

2. ツノガエルを入れよう

ペパーミントクランウェルツノガエルの子供を入れました。餌は練り餌をピンセットで週3回あげています。まだまだ小さな個体ですが、これからの成長が楽しみです。

ツノガエルは土に潜ることが知られていますが、この子は土の部分にはとどまらず、奥の溶岩石が積み上がった部分の隙間を隠れ家にしています。消灯後に見るとひらけたスペースに出てきていることが多いですが、日が昇るといつもの隠れ家に戻っていきます。ツノガエルはケースにキッチンペーパーを敷くだけで飼育できるカエルですが、このようなテラリウムで飼うと、自然界と同じような生態を見せてくれることがあります。またもう一つのテラリウムのメリットは低予算で製作できることです。アクアリウム と異なり、フィルターや二酸化炭素添加装置が不要のため手軽に作ることができます。飼育に慣れてきた方やテラリウム、パルダリウムに興味がある方は挑戦してみてはいかがでしょうか。

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