本ページはプロモーションが含まれています
LEDの開発以前は蛍光灯とメタルハライドランプ(メタハラ)がアクアリウム用の照明として使われていました。特にメタハラは、太陽光そのものと言っても過言ではないほどの自然感あふれる光で水景を演出し、水草に適した波長を含んでいます。メタハラに照らされた魚や水草の美しさは格別です。そんなLEDや蛍光灯にはない魅力を持っているメタハラですが、現在では主流の照明器具ではありません。今回はソーラーIのレビューも兼ねてメタハラのメリット、デメリットについて詳しくみていきます。令和の時代にメタハラ?と思うかもしれませんが、中古品も多く出回っており、まだまだ選択肢に入る照明器具です。これから購入を検討している人がいれば、この記事はきっとお役に立てるでしょう!
メタルハライドランプとは?
メタルハライドランプは水銀灯の一種で、水銀とハロゲン化金属のアーク放電による発光現象を利用した照明器具です。演色性に優れ、ランプの寿命が長いのが特徴です。とはいえ数年に一度の交換は必要です。
水草水槽におけるメタハラの歴史はLEDよりもずっと長く、ADAは2002年に150Wのメタハラを搭載したSOLAR-Iを販売開始しました。以降ソーラーIはADAのみならずメタハラ全体においてもアクアリウム用照明のフラグシップモデルとなりました。価格も49,000円なのでメタハラにしてはリーズナブルですね。以降は蛍光灯とメタハラのハイブリッドのグランドソーラーシリーズも発売され、ADA製のメタハラ照明器具は2016年にソーラーRBG(LED)が登場するまで多くのアクアリストに選ばれ続けました。
やっぱりLEDの方が優れてる?
残念ですがメタルハライドランプはもう時代遅れといえるでしょう。LEDの方が遥かに寿命が長く、省エネです。軽いのでメタハラのように吊るす必要がなく、水槽に直接設置できるのもLEDの長所ですね。省エネ化、省スペース化の現代にメタハラを選ぶのは時代錯誤といえます。
しかし、自然を再現するネイチャーアクアリウムの世界ではメタハラの右に出る照明はないと思います。やはり揺らぎや影の演出は今現在LEDでは難しく、圧倒的にメタハラの方が味のある水景を作ることができるのです。個人的にはソーラーRGBよりもソーラーIの方が好みで、今後も使い続けたいと思います。これから選ぶ方は、ご自分の好みにあった方を選ぶのが良いでしょう。
2021年、メタハラはあり?
結論から言うと「あり」です。重さや消費電力といった欠点を踏まえて、メタハラの素晴らしさを体感したいというのであれば是非購入をお勧めします。一方、小型水槽ユーザーの方や、省エネ性を重視する方はLEDの方が取り扱いが楽でしょう。
現在60cm水槽にソーラーIを使っていますが、一番気に入っている点は水槽上部の開放感です。高い位置に吊るしても十分な光量があるので、水槽に手を入れやすく、メンテナンスがしやすいところがアクアスカイなどにはない長所だと思います。また、流木を大きく飛び出させて水上葉を展開させるオープンアクアリウム スタイルで作るのならば、吊り下げ式が最適です。これらの長所はソーラーRGBと共通していますが、ソーラーRGBは税抜き70,000円ですし、演出はソーラーIの方が自然なため僕はソーラーI派です。
気になる水草の成長ですが、有茎草、モス、シダ、エキノドルス、クリプトコリネ、全ての成長は好調です。今後はショートヘアーグラスで試してみたいと思います。以前の記事で書いたように、現在メルカリではソーラーIが1万円を切っているので、手に入るうちに購入するのがお勧めです。交換球は↓のカミハタの8000Kで代用できます!(非純正なので自己責任でお願いします)