アート的視点で考える混泳の組み合わせ

アート的視点で考える混泳の組み合わせ

相性が良い熱帯魚は別種でも同じ水槽で飼うことができますが、どんな組み合わせにするかは非常に悩ましい点ですよね。好きな熱帯魚を集めるか産地でまとめるか等、組み合わせは無限です。どんな魚を飼うか考えている時間を楽しんでいる方も多いのではないでしょうか。今回は魚の色と形から芸術的に映える熱帯魚の組み合わせを模索していきたいと思います。ぜひ混泳のヒントにしてください!

パターン1. 1種のみ

「組み合わせ」がテーマですが、水景によってはあえて1種類のみを泳がせるのがベストな場合があります。特に石組などシンプルなレイアウトスタイルでは単一の熱帯魚を入れるととてもまとまりが良くなります

パターン2. レッドファントムテトラ×カージナルテトラ

赤と青は補色、あるいは反対色と呼ばれる関係にあり、お互いを引き立て合うという特徴があります。この関係はファッションにも多く取り入れられています。赤いレッドファントムテトラとブルーのラインが入ったカージナルテトラの組み合わせは、まさにお互いが引き立つ絶妙な色の組み合わせといえるでしょう。

また、他の赤い熱帯魚ではなくレッドファントムテトラにしたのは理由があります。それはカージナルテトラと比べて幅(高さ)があるため細長いカージナルテトラとの対比が美しいためです。

  • 補色(反対色)を意識しよう
  • 体型の異なる2種は互いを引き立てる

パターン3. ラスボラ・エスペイ×パールグラミー

東南アジア産の組み合わせです。ここでは主役であるパールグラミーに対してラスボラ・エスペイが脇役のような立ち位置になっています。このように個性の強い種と、比較的小さい群れる種を混泳させると「主役と脇役」という関係性が生まれ、水景に物語的性質が付与されるようなイメージになります。ぜひ試してみてください。

  • 主役と脇役を意識しよう

パターン4. レッドテトラ×バタフライレインボー

サイズの差が小さい2種の混泳です。数の比はレッドテトラ:バタフライレインボー=5:3くらいです。この水槽ではメインはレッドテトラの群れで、その中に単調さを避けるために個性的な形をしたバタフライレインボーを混ぜています。もちろんレッドテトラのみでも迫力のある群れを見ることができますが、水草の種類が多いため全体的に賑やかな印象にするために混泳しました。このようにどちらかといえば地味なレッドテトラが主役、個性的なバタフライレインボーが脇役という組み合わせも可能です

  • 単調にならないように少数の個性的な魚を混ぜる
  • 大きさは同じくらいになるようにする

レッドテトラの飼育方法はこちら

まとめ

  • 見た目(色、形)で組み合わせを考える
  • ストーリー性(主役・脇役)で組み合わせを考える

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