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ベトナムゴマノハグサはライトグリーンの葉を持つ比較的小型の中景草です。小さくこんもりとした高密度の茂みを作り、中景草の中でも抜群の自然感を演出できます。前景と後景をつなぐ中景草は石や流木の際などに植えることが多いですが、ここを作り込むことで細部まで凝った脱初心者のネイチャーアクアリウムを作ることができます!
The Scaper’s Roomはアクアリウムの知識を深め、楽しむための情報メディアです。公式YouTubeチャンネルでは水草水槽やアクアテラリウム等のセットアップ動画を投稿しています。ぜひご覧ください!
今回の記事でご紹介するベトナムゴマノハグサを使用した石組レイアウトの制作動画も併せてご参照ください!
ベトナムゴマノハグサの魅力
ベトナムゴマノハグサの特徴はなんといっても高密度な茂みを作ることです。ロタラと似た形状の有茎草ですが、全体的に小ぶりで横に匍匐するように成長します。上ではなく横に成長するため中景草に適しているのです。ネイチャーアクアリウムにおいて細部まで作り込むことは水槽を広く見せる効果があり、特に小型水槽では中景草の完成度が水景全体のクオリティに関わってきます。中景が大雑把になりがちという方はぜひベトナムゴマノハグサを使ってみてください!
- 密度が高い
- 匍匐する
- 中景に最適
ベトナムゴマノハグサの育て方
原産地:東南アジア
pH:6.5前後
照明:強い
CO2:必要
ベトナムゴマノハグサは初心者でも簡単に育てられる水草で、一般的なネイチャーアクアリウムの設備があれば問題なく成長します。他の水草と同様、強い照明と二酸化炭素の添加があれば成長スピードはとても速く、あっという間に綺麗な茂みを作ってくれます。さまざまな形態で販売されていますが、無農薬でコスパの良い組織培養がおすすめです。
- 強い照明と二酸化炭素の添加が必要
- 組織培養がおすすめ
まとめ
中景草にはさまざまな種類がありますが、ベトナムゴマノハグサのように緑色で有茎草の形をした水草はなかなかないですよね。パールグラスとも少し違う自然感溢れる茂みを作りたい方にとってはまさに痒い所に手が届くような水草です。まだ育てたことのない方はぜひ手に取ってみてください!