徹底解説 これでロタラインディカは赤くなる! 赤系水草を育てている人は必見!

徹底解説 これでロタラインディカは赤くなる! 赤系水草を育てている人は必見!

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赤系の水草として大変人気が高いロタラ・インディカ。水景を豪華に彩る存在として多くの水草水槽に取り入れられています。しかし、そんなロタラ・インディカは色にムラがあり、黄緑色やオレンジ色になることも多いですよね。それはそれでとても綺麗なのですが、今回はロタラ・インディカを赤くしたいという方や、他の赤系水草の色をもっと赤くしたい方のためにいくつかのポイントを解説します!

はじめに

この記事ではロタラ・インディカをはじめ赤系の水草の赤みを引き出すためのコツをお伝えします。ですが、その前に水草を健康に育てるための環境が最低限整っていることを確認しましょう。水草の色を赤くするためには赤系以外も含めすべての水草がしっかりと育つ環境が前提になります。具体的には、照明、二酸化炭素、低床、水温などの要素がしっかりと水草のために最適化されていることが重要です。まずはそれぞれの基本要素について見ていきましょう。

照明

水草の育成には照明器具が欠かせません。特にロタラ・インディカは陽性水草なので赤くする以前に、最低限の育成に強い光が必要です。二酸化炭素の添加とともにしっかりと光を当てるようにしましょう。また、最近人気のRGBライトは水草や魚の色味をより鮮やかに演出することができるので、赤い水草がより赤く見えます。ぜひ試してみてください。

二酸化炭素

水草の育成に二酸化炭素は必須です。特に赤系の水草は二酸化炭素の要求量が多く、足りないと赤くならないだけでなく成長が鈍くなってしまうので必ず添加するようにしましょう。

低床

低床は水草が根を張るための土壌となるだけでなく、水質を調整する機能を持っています。ソイルは必要な栄養を含み、かつ水質を水草の好む弱酸性の軟水に傾けてくれるので最もおすすめです。ソイルの中でも「栄養系ソイル」と呼ばれるものが向いています。

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水温

一般的な水草に適した水温は25℃前後といわれています。これは多くの熱帯魚が好む水温と同じなので、冬場は熱帯魚用のヒーターを入れておけば大丈夫です。この温度でないからといって枯れることはありませんが、低すぎると成長が遅くなります。逆に30℃近くの高温になると成長が鈍くなるだけでなくコケの発生や水質悪化に繋がるので注意が必要です。

ここまでのまとめ

ロタラ・インディカなどの赤系水草をより赤く育てるためにはまず水草が健康に育つ環境が必要です。通常の水草の育成ができるようになってからのステップアップとして赤系水草に挑戦してみましょう。

  • 照明は必須!
  • 二酸化炭素をしっかりと添加しよう
  • 栄養系ソイルがおすすめ
  • 水温は25℃前後が望ましい

赤くするためのポイント

ここからは赤系水草をより赤くするための具体的なコツをご紹介します。

強めの照明

赤く育てるための最も重要な要素が強い光です。水草は光量が多いと赤系の色素を生成します。逆に光量が少ないと緑色になるのです。水槽サイズに合った十分な量の光を当ててあげましょう。

強い光は水草の色を鮮やかにする反面、コケの発生にもつながります。しかし、十分な光を浴びた元気な水草が茂った環境ではコケは発生しにくいです。したがって照明は惜しまずしっかりと点灯しましょう。コケの発生原因である光を減らすのではなく、水草の成長を優先した方が長期的にはコケのない好環境になります

液体肥料を添加しよう

植物の成長には光や二酸化炭素の他に栄養素が必要です。水槽内では魚やエビのフン、ソイルに含まれる栄養素が主な栄養源になりますが、それだけでは成長には十分でも、赤くなるためには不十分な場合があります。そんなときは液体肥料を添加しましょう。成長に必要なカリウムに加えて、色を良くするためには鉄分や窒素がおすすめです。これらは赤系だけでなく緑色の水草の葉色改善にも効果的です。ただし入れすぎるとコケの原因になりますので、注意しましょう。

ソイルを交換する

立ち上げから1年以上経つとソイルの栄養が枯渇してきます。そんなときは固形肥料を埋めることで対応しますが、時間の経ったソイルは粒子が潰れ、通水性が悪くなります。こうなると根が弱ってしまい、水草の色が悪くなることがあります。立ち上げから時間が経ってから水草の色が落ちてきた場合はソイルの交換が効果的です。

ここまでのまとめ

  • 光量は多め
  • 鉄分や窒素の添加
  • 立ち上げから時間が経っている場合はソイルを交換する

それでも赤くならない場合は…

ここまで赤系水草の色をより赤くするためにするべきことをご紹介しました。しかし残念ながらこれらのポイントをすべて押さえても赤くならないことがあります。その正確な原因はわかりませんが、おそらく個体差だと考えられます。特にロタラ・インディカでは個体差が顕著で、どんなに頑張ってもオレンジ色にしかならないことがあります。これを防ぐためには購入する時点ですでに赤みの強いものを選ぶほかありません。

他にも元々赤くなりやすいロタラsp.Hraやルドウィジア・スーパーレッドなどを選ぶのも良い方法です。また真っ赤でなくともオレンジ色のロタラも大変美しいです。緑と赤の中間色としてうまく使えば表現の幅が広がるでしょう。

最後に

いかがでしたか?すでにご紹介したように水草の色を赤くするためには、まず水草全般に適した環境を作るところから始まります。そういった意味ではやや上級者向きといえます。しかし、すでに水草が元気に育っているのであればその色をさらに良くすることは難しいことではありません。水草の特性を理解し適切な管理をすればどんな水草でもびっくりするくらい綺麗に育ちます。それでは最後まで読んでいただきありがとうございました!

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