今回は熱帯魚の中でも最小クラスのレッドテトラをご紹介します。とても飼育難易度が低く、初めて熱帯魚を飼う方におすすめです。一見地味に思われるかもしれませんが、シンプルながらもとても美しく育つため見応えがあります。
レッドテトラの基本情報
レッドテトラはカラシン目に分類される淡水の熱帯魚です。カラシン目には他にもネオンテトラやカージナルテトラなど熱帯魚の代表種が属しています。レッドテトラは別名「ファイヤーテトラ」と呼ばれ、その名の通り体がオレンジを帯びた赤色になります。
大きさは最大2cm程度ととても小さいので小型水槽でもある程度の数を飼育することができます。1匹ずつ見ると小さくて模様もないため地味な印象を受けるかもしれませんが、複数のレッドテトラが群泳すると水槽内がとても華やかになります。また主張はそこまで激しくないので、他の熱帯魚と混泳すると脇役として赤い彩りを添えることができます。
レッドテトラの価格は1匹あたり100円前後と安価です。10匹単位で購入することが多いと思いますが、ある程度の数を買ってもお財布に優しい価格となっています。
初心者におすすめの理由
1. 飼育が容易
なんと言ってもレッドテトラの良いところは飼育が簡単である点です。一般的な熱帯魚の飼育方法で問題ありません。ネオンテトラ同様、水質の変化や悪化に強いので初心者でも死なせることは少ないです。しかし、健康に美しく育てるためには綺麗で安定した水が欠かせません。水草を植えるとさらに健康に育てることができます。
2. 小さい
レッドテトラは熱帯魚の中で最小と言っても過言ではありません。そのため小さい水槽でも飼うことができます。逆に大きい水槽で数十匹以上で群泳させると、小さいながらもとても迫力のある群れを見せてくれます。
3. 安価
レッドテトラは安価な部類の熱帯魚です。10匹単位で買うことが多いですが、10匹あたり1,000円前後と手頃な価格で販売されています。
飼育方法
ネオンテトラをはじめとする一般的な小型熱帯魚と同じ方法で飼育することができます。水槽の大きさは20cmキューブくらいの小さいサイズでも大丈夫です。低床は水質に影響を与えないものを選びましょう。弱酸性の軟水を好むためソイルがおすすめです。また、水草を植えると隠れ家になるだけでなく、水質浄化の効果も得られるのでおすすめです。レッドテトラは水草を食べてしまうことはありません。
より詳しい熱帯魚の飼育方法はこちら
混泳はできる?
レッドテトラは温和で他の魚を攻撃しないため混泳に向いている種です。ネオンテトラをはじめとする小型のカラシン、グッピー、ラスボラ等温和な熱帯魚とは問題なく混泳できるでしょう。ただしとても小さいため、レッドテトラを食べてしまう恐れのある魚との混泳は避けましょう。
まとめ
- レッドテトラは初心者でも飼育が簡単
- 温和な性格で混泳に向いている