単三乾電池で低予算ライトトラップ! カブトムシ・クワガタが飛んでくる魔法のLED

単三乾電池で低予算ライトトラップ! カブトムシ・クワガタが飛んでくる魔法のLED

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クワガタを捕まえる方法として有名なライトトラップ。灯火採集とも呼ばれ、夜行性のクワガタの光に向かって飛行する性質を利用した採集方法です。夜間に行いますが、森の中を歩き回る必要がなく、比較的楽で安全な採集方法です

しかし、一般的にLEDには昆虫があまり飛来しないと言われています。そのため従来のライトトラップは水銀灯や蛍光灯が用いられてきました。これらのライトは消費電力が大きいため発電機が必須の難易度の高い方法といえます。加えて水銀灯や蛍光灯は使用中に高温になるため、設置の際に安定した三脚や物干し竿のような骨組みが必要になり非常に大掛かりです。このような道具を全て揃えるとかなり高額になり、夏に少しクワガタ採集を楽しみたいだけの人には敬遠されがちです。また大掛かりな荷物を運ぶためには車が必須です。

メリット

・歩き回る必要がないため安全

デメリット

・発電機などの機材が高額

・大掛かりな機材の運搬に車が必要

そんなライトトラップは上級者向きの採集方法で、夏休みに気軽にクワガタを採りたい人にとっては手が出しづらいですよね。

そこで今回は単三乾電池で使えるライトトラップに適したLEDライトをいくつかご紹介します。低予算で手軽にライトトラップを試してみたい方はぜひ参考にしてください!

高儀EARTH MAN ACTIVE STYLE 10W LEDズームヘッドライト

どんなライト?

高儀というメーカーのヘッドライトです。本来は頭につけて作業するためのもので、10Wでも非常に明るく値段もお手頃です。光の色は白色で、範囲を絞ることもできます。雰囲気はスポットライトのようなイメージです。LEDにしては柔らかい印象です。遠くまで突き抜けるような感じはしないのですが、夜の森で使ってみると遠くの木まで照らせるので、広範囲に光が届いていることがわかります。

使ってみた結果

このライトがライトトラップに使えることに気づいたのは数年前に石垣島で夜の森に行くツアーに参加したときでした。このヘッドライトをつけていると頭に蛾が飛来することに気づいたのが始まりです。それから東京に戻り毎年夏に関東の山で実験した結果、クワガタをはじめ甲虫も数多く飛来したためこのLEDは昆虫の好む波長を発しているという結論に至りました。LEDはライトトラップは向かないと言われていて、愛好家の間では発電機必須の水銀灯やブラックライトが主流で、かなり大掛かりな装備が必要です。その点LEDのヘッドライトならばリュックに入れて持っていけるので電車、自転車、徒歩で採集地に向かう際にも手軽です。

気になるその結果ですが、都内の山でこのヘッドライト2つを白い布に向けて点灯したところ、開始から数十分でミヤマクワガタのオスが飛来しました。この日は小雨が降っていて少し霧が出ていたのでコンディションは微妙でしたが、しっかりと採集ができました。翌年以降も安定してミヤマクワガタの飛来が確認できました。標高の低い低地では10匹を超えるノコギリクワガタが飛来したこともあり、場所の条件が合えば水銀灯に匹敵する成果があげられました。

使い方

それではどのようにライトを山中に設置しているかをご紹介します。最も簡単な方法は谷など見晴らしの良いところで森に向かって照射することです。これだけでも昆虫は飛んできます。しかし、より多くのクワガタを集めるには白い布を用意しましょう。シーツ等の白い布をロープなどで吊るすか物干し竿等で吊るし、そこにライトをあてます。子供向けの本でもよく紹介されている手法ですね。このヘッドライトは角度が変えられるようになっているので、地面に置いても上向きに設置することでシーツを照らすことができます。

Vansky UV懐中電灯ブラックライト 

どんなライト?

古くからライトトラップには水銀灯と並んでブラックライトが使われてきました。本製品はLEDを使用したブラックライトで、乾電池のみで使用できる点が長所です。また、51個LEDを使用しているためパワーも十分で、昆虫がよく集まる395nm付近の波長を発します。

使い方

本製品の短所は、乾電池の消耗が激しい点です。したがって一晩中ライトトラップを楽しみたい場合は予備の電池が必須になります。すでにご紹介した高儀のヘッドライトは単体でも十分クワガタが飛来するほどの質とパワーがあるのでメインライトとして設置し、こちらのブラックライトを補助的に使う方法がおすすめです。

ポータブル電源でパワーアップ!

今回ご紹介したヘッドライト1つだけでも効果はあるのですが、複数購入することでパワーを増すことができます。1つは布、もう1つは森を照らすような置き方も効果的です。

また、少し大掛かりになりますが、ポータブル電源を使ってコンセント式のLEDと組み合わせるとさらに昆虫を集めることができます。今年はLEDのブラックライトとソケットを購入してみました。ソケットは径が合えばなんでも良いので、クリップライトでも大丈夫です。しかし、屋内用に作られていることが多いので使う際はご注意ください。

ポータブル電源は水銀灯や蛍光灯には容量が足りないことが多いですが、LEDならば一晩中使うことができます。スマホの充電等にも役立つのでぜひ使ってみてください。

実績

今回ご紹介したライトは単体でも十分なパワーや昆虫に適した波長を出しますが、組み合わせて使うことでその効果を最大化できます。すべて準備してもリュックに収まる装備なので、電車で採集に行きたい場合にも便利です。

合計W数はたったの30Wくらいですが、このように大量の昆虫が飛来しました。水銀灯など本格的なライトを使うのと大差ないほど採れることもありますので興味のある方はぜひ試してみてください!

マナーを守って楽しもう

夜間にライトを使うトラップは他人に迷惑がかかる場合があります。採集禁止の場所はもちろん、地元の住民がいる場所や住宅の近くではやらないようにしましょう。そもそも街の明かりがある場所ではあまり結果は見込めないので、人のいない山や森でおこないましょう。

採集時にあると便利なグッズ

捕虫網

実は飛来した昆虫は確実に光源に辿り着くとは限りません。特にカブトムシや大型のクワガタは飛ぶのが下手なため、ライト周辺の枝葉にぶつかったり、茂みに落ちたりすることがあります。ライトトラップの近くまでは飛んでくるので羽音を頼りに懐中電灯で照らしながら探すことができますが、確実に捕まえたい場合は捕虫網があると便利です。

予備の乾電池

今回ご紹介したヘッドライトは電池の消耗が激しく、長時間パワーを保つことができないのが欠点です。とはいえ単三乾電池3本で使用できるため、何本か予備を持っていれば困ることはありません。特に朝までライトトラップを続けたい場合は予備の乾電池は必須です。

ランタン

近くに街灯などの電気がない場合夜間の森は真っ暗です。ライトトラップの拠点一帯を明るく照らすランタンがあるとちょっとした食事やヘッドライトの電池交換時に困りません。

折りたたみの椅子

ライトトラップは拠点から動かなくて良いのがメリットですが、何時間も同じ場所にとどまるのであれば椅子に座りたくなりますよね。折りたたみの椅子であればリュックなどに入れて持ち運べるので便利です。椅子に座って軽食をとりながらトラップに昆虫が集まる様子を眺めるという優雅な採集ができます。

LEDでもクワガタは採れる!

ライトトラップの世界では「LEDでは採れない」という風潮があります。実際に街灯や自動販売機がLEDに変更されたことで飛来する昆虫の数は激減しました。しかしこれはあえて昆虫の来ない色味のLEDが使われていることが多いです。何もLED全体がダメなわけではありません。「LEDでは採れない」ではなく「LEDはものによっては採れる」と言った方が正確です。LEDも水銀灯も蛍光灯も発しているのは同じ「光」ですから、その「光」の質次第なのです。今回ご紹介したヘッドライトは偶然昆虫の好む波長を発していました。本格的なライトトラップはハードルが高いと感じている方は1つか2つ購入して採集に出かけてみてはいかがでしょうか。作業用のヘッドライトとしても大変使い勝手が良いのでおすすめです!

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